1.　志麻さんとは

“予約が取れない伝説の家政婦”の異名を持つ、タサン 志麻さん。 三ツ星レストランや老舗フレンチレストランで修行を積んだ後、フリーランスの家政婦となりました。

志麻さんの魅力は、冷蔵庫に眠るあり合わせの食材を使って、豪華でおいしい料理を作るところにあります。 家庭でも真似しやすいレシピが人気で、テレビ出演や本の出版など、幅広く活動しています。

2.　志麻さんのローストビーフレシピ

志麻さんの人気レシピのひとつにローストビーフがあります。オーブンを使用しなくても、ジューシーなローストビーフをかんたんに作れますよ。

＜作り方＞

1. 牛モモのブロック肉を冷蔵庫から出し、1時間以上置いて室温に戻します。
2. 肉の周りの水分をキッチンペーパーで拭き取り、塩・こしょうでしっかり下味をつけます。
3. 熱したフライパンにサラダ油を少し多めにひき、強火で肉を1分焼きます。焼き色が付いたら裏返して、全面を1分ずつ焼いていきましょう。
4. 二重にしたラップの上に肉を取り出し、密閉したらジップロックに入れて封をします。このとき、しっかり空気を抜いておきましょう。
5. 鍋にジップロックがかぶるくらいの水を入れて沸騰させます。沸騰したら、鍋にジップロックごと肉を入れ、皿で重しをして３分茹でます。 その後、火を止めて15分余熱で中まで火を通しましょう。
6. お湯からジップロックを取り出したら、さらに15分寝かせます。
7. 肉を寝かせている間に、肉汁の残ったフライパンに赤ワイン・水・コンソメを入れて煮詰めます。バターを加えれば、ソースのできあがり。
8. 休ませた肉をスライスし、ソースをかければ完成です。

3.　志麻さんのローストビーフと相性抜群の料理5選

＜生ハム冷ややっこ＞

絹ごし豆腐に、刻んだトマト・きゅうり・生ハムをトッピングするだけのシンプルな料理。味付けは、塩・こしょうとオリーブオイルで洋風に仕上げると絶品です。

＜きのこソテーのとろとろオムレツ＞

まいたけやしめじ、しいたけなど、好きなキノコをオリーブオイルでソテーして、半熟卵で包むオムレツ。玉ねぎやピーマンをプラスして、栄養たっぷりのオムレツに仕上げるのがおすすめです。

＜おだしパエリア＞

フライパンで米を炊いて作るパエリアは、白だしで味付けすると上品なローストビーフとうまくマッチします。 シーフードはもちろん、和風の味付けに合わせてれんこんやインゲン、しいたけなどをプラスしているのがポイント。

＜ポタージュ＞

好きな野菜をバターでじっくり炒め、コンソメ・牛乳を加えてブレンダーでつぶして作るポタージュ。 玉ねぎ・にんじん・セロリ・じゃがいもと、たっぷりの野菜を使うのが志麻さん流です。

＜キッシュ ＞

タルトの型にパイ生地を敷き、具材と卵液を入れて焼き上げるキッシュ。 牛乳・卵と相性のよい、玉ねぎやアスパラガス、ベーコンを具材に選ぶのがおすすめです。 志麻さんのキッシュは、焼く前にパルミジャーノ・レッジャーノを削りかけて香りを出しています。

志麻さん考案のローストビーフと、５つのオススメレシピを紹介しました。家にある食材で、本格料理をかんたんに作れるなんて驚きですよね。 誕生日やクリスマスなど、特別な日にぜひ作ってみてください。