牛ほほ肉の赤ワイン煮込みとは、牛ほほ肉を柔らかくなるまでフォンドボーと赤ワインでじっくりと煮込んだ、フランスの伝統的な煮込み料理です。牛ほほ肉は筋が多く、かたい肉質ですが、赤ワインに含まれるタンニンには肉を柔らかくする働きがあります。また、時間をかけてじっくりと煮込むことで、独特の食感と味わいを楽しめます。とろけるほど柔らかく仕上げるためには、手間と時間が必要になる料理です。ご家庭での少しリッチなディナーなどにおすすめしています。

国産の牛ほほ肉を、赤ワインと玉ねぎやセロリなどの香味野菜に一晩漬け込みます。こうすることで肉の臭みが取れ、味と香りが肉の中までしっかりとしみこみます。その後牛ほほ肉と香味野菜は別々にソテーし、圧力鍋で柔らかくなるまで下煮します。煮汁を丁寧に濾して香味野菜を取り除いたのち、フォンドボーと赤ワインを加えてさらに時間をかけて煮込みます。牛ほほ肉はいつも同じ時間煮込めば柔らかくなるわけではないため、毎回肉の状態を確認しながら職人が煮込み時間を調整し、ほろりと口の中でくずれる柔らかさに仕上げています。

牛ほほ肉の特徴
牛ほほ肉は牛1頭から2㎏ほどしか取れない希少な部位です。筋が多くかたい肉質ですが、味わい深く、時間をかけて煮込むことで柔らかくなります。ブレジュの牛ほほ肉の赤ワイン煮込みには、国産の牛ほほ肉を使用しています。牛ほほ肉というと海外からの輸入が多いですが、良質な国産の牛ほほ肉を使って作ることにこだわりました。