奥出雲和牛は、島根県の希少な黒毛和牛です。2022年の和牛オリンピック(全国和牛能力共進会)では島根県代表として出場し、花形6区の肉牛の部で第1位に、さらに全出品牛の中で和牛の美味しさに関するとされるMUFA値が最も評価され特別賞も受賞。奥出雲和牛の美味しさが証明される嬉しい結果になりました。
ここではそんな奥出雲和牛について詳しくご紹介します。
幻の黒毛和牛 奥出雲和牛とは
島根県には「しまね和牛」という島根県で育った去勢・未経産の黒毛和種のブランド牛がおり、過去に全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を受賞するなど、全国的に高い評価を受けています。奥出雲和牛は、しまね和牛のなかでも、奥出雲地域で生まれ育った牛に限定したブランド和牛です。その特長はなんといっても肉質の良さ。脂肪の融点が低く、うま味と柔らかさ、後味の良さが引き立ち、口に入れた時のおいしさが長く感じられます。
奥出雲和牛は、豊かな自然環境の中、手間ひまをかけて丁寧に飼育された優良な黒毛和牛ですが、市場に出回ることが非常に少ないため、その希少さから“幻の黒毛和牛”と呼ばれています。
安心・安全の和牛肉
大切に育てられた奥出雲和牛
奥出雲和牛は、管内で生まれJAしまね雲南地区本部直営の肥育センターと管内肥育農家で肥育された牛に限定されます。JAしまね雲南地区本部が全ての農家に関与し、子牛の状態から、どの農家がどのような餌を与えているかも把握し、生産から出荷まで奥出雲地方のみで完結されています。徹底した品質管理のもと育てられた、安心・安全の和牛肉です。
奥出雲和牛が育つ豊かな環境
奥出雲和牛は恵まれた自然環境の中、手間ひまをかけて丁寧に飼育されています。奥出雲和牛の育つ肥育センターの1つは、島根県雲南市吉田町にあります。吉田町はかつては「たたら製鉄」が盛んで、古くから牛との関わりが深く、アニメ映画「もののけ姫」の題材にもなりました。
奥出雲和牛はこのような山奥の山林に囲まれた、のどかな奥出雲地方限定で育てられています。
奥出雲和牛を大切に育てる生産者の方たち
島根では1460年から代々たたら製鉄という製鉄業が盛んで、鉄を運ぶ牛たちと共に奥出雲の土地に暮らしてきました。その長い年月の間に、牛を大切に育てる技術を培ってきました。奥出雲和牛はその生産者の方たちの長年培ってきた技術のもと、たくさんの愛情を受けながら育てられています。
奥出雲和牛が食べるこだわりの飼料
仔牛の時期は丈夫な内臓と骨格を作るため、栄養の高い良質な乾草を与えます。乾草を与えしっかりと“腹づくり”を行うことで、十分な飼料を摂取できる丈夫な体をつくることにつながるのです。5~6か月間この腹づくりをしっかりと行ったら、それ以降は稲わらに限定して必要最低限の栄養にとどめます。その後、濃厚な飼料を増やすことでおいしい奥出雲和牛に育ちます。
JAしまね管理のもと清潔に保たれた奥出雲和牛の肥育センター
奥出雲和牛が育つ肥育センター内は、JAしまね管理のもと、生産者の方たちの日々の努力で常に清潔に保たれています。掃除をしっかり行わないと、牛が滑って転んでしまい、そのまま立てなくなり亡くなってしまうこともあるため、毎日丁寧に掃除を行っています。
清潔な牛舎で奥出雲和牛がストレスなく快適に過ごすことで、おいしい奥出雲和牛が育ちます。
ブレジュの商品開発担当が奥出雲和牛の育つ肥育センターに見学に行った様子はブログで紹介しています!
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“美味しい和牛肉”の最高評価
2022年10月に鹿児島県で開催された「和牛日本一」を決める5年に一度の和牛の祭典「全国和牛能力共進会」にて、奥出雲和牛は41道府県から選抜された全肉牛166頭の中から美味しい和牛肉の最高評価をいただきました。
全国和牛能力共進会とは
5年に一度開催され、「和牛のオリンピック」とも呼ばれる全国規模の和牛の品評会。改良の成果を競う「種牛の部」と和牛肉の肉質を競う「肉牛の部」があり、2022年は全国41道府県から両部門に計438頭が出品されました。
MUFAとは
肉の旨みに影響する脂肪のおいしさを数値化したもの。近年肉の美味しさを追及する上で最も重要視されている数値のひとつです。
「島根県枝肉品評会」最優秀賞受賞
島根県で開催される「島根県枝肉品評会」では一番評価の高い牛肉に送られる最優秀賞を4回、優秀賞1席を1回、2席を5回受賞しています。
自信をもってお届けします
JAしまね雲南地区本部吉田肥育センターのスタッフの皆様
「奥出雲和牛は全国に自信をもってご提供できる美味しい和牛肉です。真心こめて育てた奥出雲和牛を皆さまへお届けします。」 -JAしまね雲南地区本部