肉の部位と量を選ぶ

＜モモ＞

最も人気の部位です。ほどよい柔らかさと脂肪分の少ないあっさりした味わいで、色々なソースなどとも相性は抜群です。

＜ロース＞

きめ細かい肉質が特徴で、赤身とは違う濃厚な味わいです。産地などによりサシの入り方が違ってくるので、お店の人に相談しながら買うといいかもしれません。

＜ヒレ＞

脂肪控えめで厚みのある高級部位です。お値段も高めですが、上品な味わいのローストビーフに出来上がります。

＜ポイント＞
私はモモ1.5～2kgで作ることが多いです。ローストビーフは保存がきくし、サンドイッチやチャーハンなど、色々楽しめるので多めにつくるのがおすすめ。とくに1kg以下だとかたくなってしまう事もあり、オーブンの大きさにもよりますが、少し大きめのかたまり肉にゆっくりと火を通していくのがコツです。ローストビーフ初心者の方にも一番作りやすく失敗の少ない部位と量だと思います。

購入するお店

＜肉屋＞
近所におなじみの肉屋があれば、部位や量など相談するのがおすすめです。

＜スーパー＞
陳列棚にブロック肉がない場合もあります。気軽に店員さんに聞いてみましょう。前日までにお願いしておくと安心ですね。

＜オンラインショップ＞
様々な部位や産地の肉が選べるサイトがたくさんあります。冷凍肉になるので、解凍を考えると早めに注文しておきましょう。

＜ポイント＞
私はいつもスーパーのお肉売り場の方にお願いしています。すっかり顔を覚えられてしまいました。忙しくない時間を狙って色々相談させてもらっています。ローストビーフ初心者の方も、スーパーか肉屋など、プロに質問ができるお店で買うのがおすすめです。

下味と下準備

下味はシンプルに塩・胡椒が一般的。よくなじませてください。
重要！下味をつけたら季節によりますが、30分から1時間は常温でおき、肉の中まで完全に常温の状態にします。
その間にオーブンを180℃で予熱開始しておきましょう。

＜ポイント＞
私のこだわりのひとつは塩・胡椒。塩は岩塩、ヒマラヤピンクソルト。胡椒はカンボジアのカンポットペッパーの黒胡椒。ミルでほどよい荒さにひいて肉全体になじませます。普通の塩・胡椒でも十分美味しくできるので、ローストビーフ初心者の方はお家にある調味料でまずは作ってみてくださいね。

フライパンで焼き色をつける

フライパンに牛脂をいれて強火で熱し、肉のまわり全面を丁寧に焼きます。小さな面も忘れずにしっかりと焼きましょう。

＜ポイント＞
かたまり肉は菜箸だとつかみにくいので、トングと手袋で肉をつかみながら、まんべんなく焼いていきます。やけどに注意！

オーブンで焼く

予熱されたオーブンで1kgあたり20分の目安で焼きます（2kgなら40分）。そのまま10分おいて粗熱をとってから取り出して出来上がりです。

＜ポイント＞
取り出したらアルミホイルで覆って少し休ませます。表面と内部の温度が同じくらいが美味しい食べ時です。

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